接待からの~心霊恐怖体験
接待からの~ の続きです。
担当者のなのに、食事会に参加できない私を見かねて、次長さんが、副社長さんに次回からは、「3人娘のぱぱ」さんも、同席してもらいましょう。と言ってくれたようです。
その話しを聞いた時はうれしかったです。
日頃の私の営業活動?が実を結んだのです。
たぶん⁉️
って接待がしたいだけかぁ~い
と思わないで下さい。(嫁様は私がいないので、家事のフルコースをする事になり明日は不機嫌は必至ですが)
仕事の一環として、大事な事だと思っています。
昭和だと言われればそれまでですが、新婚当初、会社の飲み会すら参加が怪しかった私が10数年かけて、お客様の接待に行けるまでになったのです。
社長も呼んでくれるようになりました。
但し、今でも、当日の突然飲み会は不参加ですが・・・
そんなこんなで、時間は過ぎ、社長がタクシーを呼んだので、私は、お役御免かと、帰ろうとしたら、お前も来いと北新地のラウンジに行く事になりました。
店に着いたら、お姉さん達が、社長・副社長・次長の面倒を見てくれるので、楽なものでした。
3人は、タクシーで帰るのが、定例となっているので、何時に帰ろうが、いいのでしょうが。
私には、終電に乗れるか、乗れないかで、今月の小遣いの使い方の分かれ道です。
早く終わらないかなぁと思っていると、次長の隣にいた、お姉さんが、無茶振りで、面白い話し、をしてと振ってきてたので、昔話しから入って、これから、話しを広げようと、していたら デ落ちは?
とツッコんで来たので、イヤイヤこれからと言おうと、思いましたが、次長さんが、お姉さんのツッコミに爆笑し、ハマってしまい、話しはそこで終わったのでした。
それからしばらくして、社長が、平日ですし、そろそろと言ってくれたので、お開きになりました。
店の前での、ママとお姉さん達の、丁寧なお見送り(これっているかぁ? でも社長も副社長も笑顔だったのでいるんだろうこの儀式)の後、タクシーを拾いに行くのでした。
3人をタクシーに乗せ、最敬礼で、見送ったあと、地下鉄の駅を目指して、ダッシュしたのでした。
なんとか、終電1本前に間に合い、家まで帰りました。24時は、過ぎていたので、全員寝ていました。
お風呂に入り、寝室へいきました。
寝室と言っても子供部屋で2段ベッドと学習机の間にある、スペース(普段は通路)で寝ています。
そのままでは、背中が痛いので、愛用のエアウィーブもどきを引いてその上にニトリのうっすいマットレスを敷いて寝ています。
何故このような事になったかというと長女と次女が2段ベッドで寝たいと言ったのが始まりです。
しかし、いざ購入して、2人で寝させると子供達だけでは、怖いと言って次女が寝ずに、嫁様と3女と私 いわゆる川の字になって寝ている所へ割り込んでくるのです。
狭くて寝づらいとの理由で、私が同じ部屋で寝るなら文句ないやろ〜という事で、玄関側、(マンションなので、廊下側)の部屋で寝るハメになりました。
25時にはふとんに入りました。
ところが、エアコンのタイマーが切れたようで、室内の温度と湿度は急上昇!!
3人の人間が寝るには、狭い空間です。
あまりの暑さに目を覚ましました。 26時頃でした。 いわゆる草木も眠る丑三つ時と言ううやつです。
とりあえず、外の空気を入れてエアコンなしでも、いけるか確認しようと思いました。
その時です!!
どこからともなく、声がするのです!!
(ねぇねぇ 僕と一緒にあそぼーよー)と
まさか!! お化け!! いやいや、もしかしたら、今日は朝から家を空けていたし
子供たちも夏休みで、1日家にいたはずだし。これはもしかして、モニタリング!!
嫁様が 一人だけ 飲みに行った私への、制裁の為の どっきり を仕込んだのかと思いました。
接待だったので、だいぶ前から、飲みに行く日も、教えてたから、準備もできるし・・
そんなことを考えていると、今度は、オッサンのような声で、(最初は驚きで男か女かもわからなかったのですが、今回は明らかにくもり声のオッサンです)
(また遊ぼうねバイバイ!!)
化けて出た割には、あっさり帰ってくれたのや~と 安心して、布団に戻ろうとすると
(ねぇねぇ 僕と一緒にあそぼーよー)
ウヮぁ~!? 出た~
と思いました。 モニタリングなら次の一手を打ってくるはず、だまされないぞ~と
酔っぱらっている私は自分を鼓舞するのでした。
来るなら来い!!などと独り言ちていました。
すると、モニタリングスタッフは次の一手を打ってきたのです。
(勝手にスタッフがやっていると妄想している私)
(また遊ぼうねバイバイ!!)
ん?
あまりにワンパターンすぎやしないかい、ADさん?
これは変だと思い "勇気" を振り絞って、玄関の鍵を空け外に出ました。
先日、百田尚樹 氏の最新作 [夏の騎士 ]を読み終えて、勇気とは、何かを考えさせられたばかりだった、影響も大きいです。
( 勇気ー それは人生を切り拓く剣だ) とかなんとかつぶやきながら
玄関横のエアコン置き場の声がしていた方へ行きました。すると
エアコンの室外機の横で何やら光る物体が!!
その時 光る物体の方から、
(ねぇねぇ 僕と一緒にあそぼーよー)
こいつか~ 幽霊の正体わ~!!
そうそれは、3女が、使っている、
くまのプーさん の 3輪車だったのです‼️
長女に買い与えたものなので、三人が使っている、年期の入った、代物です。
しゃべる機能を持っていますが、本来、スイッチを入れたタイミングで、
ねぇねぇ僕と一緒にあそぼ-よ- と喋り、
スイッチを切らず、しばらく置いておくと、
また遊ぼうねバイバイ というはずなのです。が、かなり古くなっているので壊れて、繰り返し、しゃべるようになったようです。
誰や〜スイッチ切り忘れたの〜
嫁様だとは思うが・・・
幽霊退治の為、自称 夏の騎士のわたしは、勇気を振り絞り、プーさんの三輪車のハンドル付近にある黄色いスイッチをひねるのでした。
一件落着! さあ寝ようと、玄関ドアに手をかけた、その時
(明日も一緒に遊ぼうね!!)
と スイッチを切った時の、お約束ワードが廊下に響くのでした。
誰が遊ぶか〜 と
ツッコミを入れながら、部屋に戻るのでした。
部屋に入ると 暑い!!
そうや!! エアコン切れて窓をあけたままにしてたんや~
ごめんよ。 長女と次女 ちゃん
しかし二人は、何事もなかったように寝ていました。
父が勇気を振り絞って、幽霊退治していたというのに・・・
エアコンのスイッチを入れ寝床につきました。
ふと、ラウンジのお姉さんの事を思い出しました。
もし、今度行ったら、今日の話しをしてやろ~ ちゃんと落ちをつけて!!
それにしても、人騒がせな3輪車です。
長い一日でした。