骨折親子(手術編2)
今度は鎖骨を固定する為に入れていた。
ボルトを抜く手術のお話しです。
抜釘手術と言うらしいですが、その時もいろいろとありました。
手術を受ける前に先生から手術の内容を聞きました。
今回は、抜釘手術なので、部分麻酔ですから、
日帰り手術です。との事でした。
手術は昼過ぎからで、ネジのように回し入れた、ボルトを抜くだけなので、大した事無いですよ〜
と言った感じでした。
その後、看護師さんに手術当日は、少し早目にきてもらって、検査と準備をするだけだと、いわれましたが、午後からの手術にしては早い、朝の8時に来院と記載されていました。
随分早いですね〜と言いましたが、看護師さんは用紙を見る訳でも無く、この時間でお願いしま〜す。
と言うので、手術日は朝の8時前に電車と徒歩で病院に行きました。(嫁様は午後休みの為)
前回の手術をしたあの日とは、打って変わって、待合室はガランとしていました。
外来は9時からなので、人の数はまばらでした。
そこから1時間たっても何の変化もありません。
9時からが、外来受付なので、看護師さん達も受付のボックスを見る訳でもなく。
忙しいから話しかけるな!! オーラを出してあたふたしていました。
9時前になって、受付ボックスを見たらしく、看護婦長さんらしき人が焦った顔で、私の名前を呼びました。
私が返事をすると、慌てた様子で、午後からの手術ですので、こんなに早く来ていただかなくても、良かったんですよ。 と言うのです。
だって、今日の予約で、朝の8時に来るように書いてありましたよ。と言うと、申し訳けありません。何かの手違いで、時間を間違えて記入してしまったようです。
手術のご説明をさせていただいた、看護師は今日は休みなので、何故こんなに早く来るよう記入してしまたのかわからないんです。と
だから、早すぎませんかと、こっちは確認したんですよ‼️ と言いましたが、どうしようもありません。
一旦帰宅しても構いません、と言われましたが、家に帰るのに、通勤路線外の駅なので、電車代はかかるし、家に帰っても、嫁様は、子供を保育園に連れて行ってから、会社に行ってるしで、そのまま、待つ事を選択しました。
しばらくして、ようやく
手術準備をして、手術室に向かう頃、嫁様が病院へ到着しました。
前もギリギリでした。 忙しい方なのです。
手術室に運ばれたと言うか、歩いて手術台へと向かいました。
手術台で、点滴を打たれましたが、新人の看護師?の女性で、点滴をうまく入れてくれず、3回も失敗されました。
おいおい 大丈夫か〜 と心配になりました。
結構痛いし‼️
見かねた、先輩風の看護師さんが、私がかわりますと、言って 点滴を打つと痛みも感じず一発で入りました。
しばらくして、先生の登場です。
前の手術同様 手を挙げる事もなくスタスタと手術台近くにやってきました。
そして、鎖骨抜釘手術を行います!
と宣言し、麻酔をしようとしました。
すると、先生が看護師の誰かに、これ、違うぞ!! と怒っています。
む む む⁉️
部分麻酔の為 というか、麻酔前の為 私には、ハッキリ 先生と看護師達のやり取りが聞こえます。
すると、先程 何度も 点滴を失敗していた、看護師さんが先生に謝っていました。
ボルトを外す際の ドライバーの穴の形状 おそらくインチ(太さ)を間違えていたのです。
先生が私のところへ、やってきて、事情説明をしましたが、説明を受ける前に事態は把握していました。
後ろで、◯◯医科器械に連絡してすぐ持ってきてもらって‼️
などと慌てた様子の看護師さんの声が聞こえてきます。
早く気づいて良かったです。(切る前)と先生。
正しい 物が届き次第、すぐ処置しますから、しばらく待ってて下さい。
また 待つんか〜い と 怒鳴りたい所をガマンして、はい と答えました。
点滴は? 抜くとまた打ちますけど、どうしますと聞かれたので、もう失敗されてはゴメンなので、そのままにしてもらいました。
手術室から出て来た 私を見て嫁様が もう終わったん? と言いました。
そんな訳ないやろ‼️ と事情を説明しようとすると、 看護師さん(点滴うまい方)が すかさず、手違いで正しい部品が届いてからになりますと説明しました。
嫁様は はぁ? と言って何か言いたげでしたが、今日中に手術して、帰れると聞いて安心したようです。
翌日、嫁様が会社を休むか、早退もしくは遅出になるのが、嫌だったようです・・・
点滴を打ったままの状態で、控室というのだろうか 、やたら点滴を打ったままの人が
たくさんいる部屋でまた、待たされました。
2時間ぐらい待ってようやく 再度手術室へ通されました。
先生がやってきて、それでは、鎖骨抜釘手術 始めますと言い、どこからともなく
ミュージックがスターティン されました ♪
痛くないですかと言われ、痛みがあまり感じないので、大丈夫ですと答えた次の瞬間
ギュィーン と言うう音がなり 左方に激痛が走りました。
痛い!!
と訴えましたが、すぐ終わりますからと、ガマンを強要されました。
麻酔きいてる!?
と疑いたくなる痛みでした。
それでも先生はもうすぐですから、ガマンして下さい!!
そういって、電動ドライバー? から 手動に切り替えてネジを回すのでした。
骨の中でボルトが曲がったり、折れたら 大変なことになるので、しばらく我慢して下さい。 と 脅しの言葉をやさしくかけながら、もくもくと作業を続ける先生の姿に、
じっと苦痛に耐え動かないようにしました。
ようやく、ボルトが抜けて 痛みから解放されました。
傷口を縫っている時は痛みを感じなかったので、麻酔がきいていない訳ではなさそうで
した。
おそらく、骨の中の異物を取りはずすまでの痛みには対応しきれていなかったのでしょう。
じゃあ全身麻酔にしてくれれば良かったのにと後になって思いましたが、後の祭りです。
なんとか、無事手術は終わりました。
先程の看護師さんに抜いたボルトをくださいとお願いすると後で渡しますと言ってもらいました。
数か月間 私の体の中で苦楽を共にしてきた、同志なので、捨てるわけにはいきません。
今も家で大切に保管されています。 子供たちの抜けた歯達と同じスペースに・・・
その後、先生の話しを聞いて、病院を出ました。
家までは車で来ていた、嫁様が運転して連れて帰ってくれました。
家に帰りしばらくソファーでくつろいでいると、嫁様が、何それ!!
血 出てんで~ !!
と言い 私のTシャツを指さしました。
左肩のあたりに 血 がにじんでいました。
痛む腕を上げ Tシャツを脱ぎました。
なんと、傷口から血が流れでいるでは、あ~りませんか~
そういえば、先生が、もし血が止まらない場合はもう一度病院に来て下さいね。
と 言っていた事を思い出しました。
まさかそんな事ないやろ~と思っていたのに
また病院まで行かなければ、ならなくなってしまいました!!
応急処置で、キッチンペーパーを肩にあて血がにじむのを抑えながら、嫁様の運転で再度病院に行きました。
今度は、すぐに先生が診てくれて、新しいガーゼに張り替えてくれました。
看護師さんの一人にキッチンペーパーとは考えましたね~ と半笑いで言われた時には、朝からの事もあったので イラ っと 来ましたが
大人な私は、ひきつった笑顔 を看護師さんに返したのでした。
今回も なが~い 一日でした。
翌日、会社に出社したのは、言うまでもありません。
ボルト🔩が抜け、もと通りのハズ